スペシャルティコーヒーとは

こんにちは。朔コーヒー店主です。
このブログではお店のSNSなどでは書ききれない、コーヒーの世界について投稿していきたいと思います。
私もまだまだ勉強中ですが、こうしてブログを書くことで頭の中が整理され、お客様により良く情報が伝えられるんじゃないかと思っております。
今回は記念すべき最初の更新なので、スペシャルティコーヒーとはなんなのか?という事を書いていきます!
普通のコーヒーと何が違うのか?まず定義から調べてみます。
日本スペシャルティコーヒー協会(Specialty Coffee Association of Japan 以下SCAJ) HPより
一般社団法人 日本スペシャルティコーヒー協会
消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。
風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。
カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須である。(From seed to cup)
具体的には、生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。
そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。
さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。日本スペシャルティコーヒー協会は、生産国から消費国にいたるコーヒー産業全体の永続的発展に寄与するものとし、スペシャルティコーヒーの要件として、サステナビリティとトレイサビリティの観念は重要なものと考える。
定義だけでけっこう長い、、。
とりあえず美味しくて、トレーサビリティが取れているコーヒーということなのか?
そもそも素晴らしい美味しさとは、、?まだちょっと抽象的でモヤモヤしますね。
”Specialty Coffee"という言葉はどこから出てきたのか。
歴史を振り返ると1970年代にエルナ・クヌッセンというアメリカでコーヒーショップを営んでいた方がフランスのコーヒー国際会議で以下のように提唱したことが最初といわれています。
”特殊な地理的微小気候が生み出す、特徴的な風味特性を持ったコーヒー豆をスペシャルティコーヒーと呼ぶ。”
なるほど。地理的微小気候とはワインの世界でよく使われるテロワールと同じような意味で、、
ある地域の気候や土壌、標高などが影響して生み出される、特徴的な味がするコーヒー。ということですね。
素晴らしい美味しさがどういうものかとか、一貫したトレーサビリティとは?の所はひとまず置いておいて、この前提が分かっていることが大切です。
次回はどのようにしてスペシャルティコーヒーとして認定されるのかを確認したいと思います。
ではまた!